5年前、ひさびさに再会を果たした時に食事をしたファミレスで、友達と2人、パンダちゃん会議。
パンダちゃんのものづくり→初めての方はこちらをお読み下さい。
メールや電話でも、その友達には、俺の手が止まった件は話をしていたが、再度、話をした。
「撮ってきた写真の幾つかは使えると思うんだけど、景色を撮っているうちに、これって、俺が伝えたいことなのかってなっちゃってね。景色がきれいってのを伝えたいわけじゃないし」
友達はアイスコーヒーを飲みながら聞く。
「作品以外のアイディアは良いと思うんだけどね。肝心の中身が納得いくもんじゃなきゃなぁ。売れないなら売れないで良いんだけど、俺の部屋に飾っておきたいって思えるもんを作りたいんだよね。俺が撮ってきた写真からは、想像できなかったんだわ。無名の俺等を、たまたま見に来た人が、これすげぇやって思ってくれる人を一人でも増やしたいし、見に来て良かったって思ってもらいたいし」
お互い、話の合間、合間で、煙草を吸い、コップの水分を流し込む。
友達が、作品のアイディアを話す。
「7月にじいちゃんの13回忌があるから、その後、こんな感じでっていうのを送るよ。それで、これ、おもしろいって思ったらやってみてよ」
1年の空白を経て、再び、動き出したパンダちゃん。
楽雲庵塾塾長
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